お知らせ

当サイトは、これまで福知山音楽堂として発信してきましたが、今後は音楽堂の企画主体であった一般社団法人 福知山芸術文化振興会として発信してまいります。

福知山芸術文化振興会

福知山音楽堂について

福知山音楽堂プロジェクトとは?

福知山音楽堂プロジェクトとは、京都府福知山市出身の吉田佐和子がプロデューサーとなり、吉田の祖父の代から伝わる敷地に音楽ホールとカフェを併設した『福知山音楽堂』を建設し、新たな京都府北部の文化発信拠点を創出するものです。

最新のパース案

吉田佐和子プロフィール

クラリネット奏者。一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事。株式会社Locatell 代表取締役社長。
1986年京都府福知山市生まれ。大阪音楽大学卒業後、私立高校にて音楽科非常勤講師として勤務。顧問として、吹奏楽部の立ち上げに携わる。2013年、作編曲家の福田洋介氏と共に福知山市の歴史を題材にした交響詩『福知山』を製作。2016年、福知山を題材にした新作落語を落語家の桂三扇氏に委嘱。
2017年よりパリに移住し、フランス国立セルジーポントワーズ音楽院修士課程で学ぶ。2020年に帰国。2021年、一般社団法人福知山芸術文化振興会、株式会社Locatell設立。
現在クラシックコンサートの企画制作、マネジメント、海外アーティスト招聘を行うほか、福知山音楽堂のプロデューサーをつとめる。2022年、公益社団法人福知山市文化協会理事に就任。

新たな地域創造の場を目指して

福知山音楽堂は、暮らしの延長線上にある心地良い空間での体験を通じて『すべての人の感情や価値観、人生を肯定すること』を目的に、人々の豊かな暮らしを創造します。

小さなお子様からお年寄りまで、幅広い年代の方々が楽しめる公演を行うほか、福知山市や近隣地域への出張公演を行い、クラシック音楽を中心に、演劇やダンスなど、さまざまな芸術文化を地域に伝えていきます。

音楽堂には、音響・照明・企画に関する知識を持った専門のスタッフが常駐し、市民の皆様の「こんなイベントがしたい!」「こんな公演が観たい・聴きたい」というご希望をお聞きしながら、皆さまと一緒に地域の文化を生み出していきます。

福知山音楽堂は、人口減少の進む地方において、少投資・少人数の運営を行うことにより、芸術文化経済の新たなモデルケースをつくり、京都府北部地域の文化力向上を担う拠点を目指します。

アドバイザリーメンバー

アーツマネジメント面では、カザルスホールや第一生命ホール、サントリーホールで公演企画に携わっていた、東京藝術大学大学院准教授の箕口一美氏。そして、名古屋市栄の宗次ホール副支配人を経て、現在(公財)かすがい市民文化財団で音楽事業を担当している西野裕之氏。

また、経営面では香川県をはしる公共交通「ことでん」グループ代表の真鍋康正氏にもアドバイザリーメンバーとして加わっていただき、地方の芸術文化経済の新たなモデルとなるような小投資・少人数での運営形態を目指します。

パートナー企業

コンサルティングや運営等ホールづくりの実績が豊富な(株)シアターワークショップ様、福知山市の隣接市である京都府舞鶴市において「KAN,MA上安」など、木造建築のノウハウとまちづくりプロデュースの実績を持つ(株)大滝工務店様にサポートいただき、プロジェクトを進めています。

(株)シアターワークショップ 代表取締役 伊東正示、福知山音楽堂プロデューサー 吉田佐和子

福知山音楽堂ってどんな場所?

どこに建つの?

京都府福知山市堀下高田です。福知山駅から徒歩20分、車で5分ほどの場所です。

ホールは誰でも使えるの?

誰でも使うことができます。ワークショップ、演劇、発表会など、多様な用途にもお使いいただけます。

どうしてカフェが必要なの?

カフェは皆さんと音楽堂をつなぐ場所です。公演の前後はもちろん、公演がないときでも気軽に訪れて、音楽家芸術について考え、語り合える場所を目指します。

福知山音楽堂プロジェクト発足の経緯

福知山音楽堂プロジェクトのプロデューサーである吉田佐和子の故郷、京都府福知山市において2020年に始まった民間発の『福知山音楽堂プロジェクト』

京都府北部に位置する福知山市の人口は、約7.7万人。

京都市、大阪、神戸からのアクセスもよく、本州第3位の特殊合計出生率(女性が生涯のうちに出産する子どもの数)を誇る、子育てしやすい街でもあります。

福知山において2010年から継続してコンサートを開催してきた吉田が実感したのは、イベント開催による一時的な賑わいではなく、福知山の文化芸術を支える新たなコミュニティと、その活動の拠点となる場の必要性でした。

福知山市には、現在市内で最も大きな多目的ホールである福知山市厚生会館(1000席)をはじめ、約300席の多目的ホールも3つほどあり、行政が運営しています。

しかし、残念ながら文化芸術に専門的な知識や経験のない行政職員が出来ることは限られており、積極的な自主事業展開は行われていません。

福知山のような地方都市で触れることができる文化的・教育的体験は、大都市と大きく隔たりがあります。

その格差を埋めるために、福知山で多様な芸術・文化に触れる拠点をつくり、福知山や近隣にお住まいの皆さまの人生がより豊かになるよう、本プロジェクトを進めています。

0歳から入場できる「アートであそぼう!」公演シリーズの様子

福知山音楽堂では、主催者が専門的な知識や経験があるスタッフに企画内容について気軽に相談できるようにすることで、主催者や演奏者は公演開催に集中でき、お客様にはより質の高い公演をお届けすることが可能となります。

また、京都府北部の芸術文化振興の拠点として、独自の主催公演の開催や貸館事業をとおして、次世代を担う芸術家、職員の育成を行うと共に、幅広い年齢層の方々の人生を豊かにする文化体験を届けたいと考えています。

未来の福知山をどんなまちにしたいのか?

そう考えた時に、福知山音楽堂の目指す役割は、単なる文化発信拠点の場を創出することに留まらず、人々の暮らしをより彩り豊かなものにする、地域創造の一役を担うことであると考えます。

数学のように明確な答えがない文化芸術は、子どもから大人まで、全ての人のさまざまな感情や反応を受け止めることが出来ます。

何かに触れたとき、嫌いでも好きでも無反応でも良い。どんな反応にも、その人の「価値観」があらわれます。

そんな自分の中にある価値観を認識することは、あらゆる選択をしながら生きる人生において重要であり、文化芸術を通したコミュニケーションは、お互いの価値観を尊重し合うことが出来ると信じています。